キャバクラとガールズバーの違いを徹底解説!
アルコールを取り扱うお店は、「キャバクラ」「スナック」「ガールズバー」「ラウンジ」などたくさんあります。
その中でも、キャバクラとガールズバーは高時給で女性が稼ぎやすいイメージがあるのではないでしょうか。
キャバクラは女性が客席の横に座って男性客に接待をする場所、ガールズバーは女性がバーカウンターに立って接客を行う場所です。
「キャバクラとガールズバーって同じようなところでしょ?」とイメージしている方はいますが、実は大きな違いがありますよ。
キャバクラで働こうとしている女性もガールズバーを開業しようと考えている方も、異なるポイントについて把握しておかないといけません。
まず最初に、キャバクラとガールズバーの違いを比較表でまとめてみました。
項目 | キャバクラ | ガールズバー |
---|---|---|
仕事内容 | 男性への接待 | お酒の提供 |
接待者 | キャバクラ嬢 | 女性のキャスト |
客単価の平均 | 10,000円~ | 5,000円~ |
女性の給料 | 時給2,500円~ | 時給1,500円~ |
指名制度 | 都度指名 | なし |
営業時間 | 深夜営業NG | 深夜営業OK |
女性の服装 | ドレス(派手な) | ドレス(落ち着いた) |
男性の客層 | 団体客が多い | 個人客が多い |
働きやすさ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
稼ぎやすさ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
上下関係の厳しさ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
どちらも男性のお客さんが女性と一緒に楽しくお酒を飲める場所です。
下記では2つの違いを更に詳しく解説していますので、「キャバクラとガールズバーってどんなところ?」と疑問を抱えている方は参考にしてみてください。
当てはまる法律の違い!
キャバクラとガールズバーは、業種だけ見てみると同じだとイメージしがちです。
しかし、当てはまる法律はキャバクラが風俗営業第1号店、ガールズバーが深夜酒類提供飲食店と違いあり!
風俗営業とは、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」で定められた業種を指し、次の1号~5号にわけられます。
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律! | |
---|---|
新1号営業 | キャバレーやキャバクラなど(接待+遊興か飲食) |
新2号営業 | 低照度飲食店(喫茶店やバーなど) |
3号営業 | 喫茶店やバーなど(客席の広さ5㎡以下) |
4号営業 | 雀荘やパチンコ屋など(射幸心をそそる遊技) |
5号営業 | スロットマシーンやテレビゲーム機など(客席の照度10ルクス以下) |
参考:風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の改正概要 https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/502000/d022308_d/fil/2801houkoku2-2.pdf
風俗営業第1号店に該当するキャバクラは、唯一接待が国から認可されている営業ですね。
お客さんにお酒をお酌したり隣に座って談笑したりするのは、全て接待に当てはまります。
一方でガールズバーの営業が適用される法律は「深夜酒類提供飲食店」です。
深夜0時以降の時間に顧客にお酒を提供するに当たり、深夜酒類提供飲食店の届け出をしないといけません。
ガールズバーでは深夜0時以降の営業が認められている代わりに、キャバクラと違って顧客への接待は不可です。
つまり、キャバクラは風俗店、ガールズバーは飲食店の一種だと考えるとわかりやすいでしょう。
同じような業種でも、キャバクラとガールズバーは開業に必要な手続きが異なります。
ルールを知らずに営業をスタートすると、摘発されて営業停止に追い込まれるリスクがありますので注意してください。
女性の仕事内容の違い!
キャバクラとガールズバーは、下記のように女性の仕事内容が異なります。
<キャバクラの仕事内容>
・ドレスを着たりヘアセットをしたりしてキレイな女性を装う
・お客さんの隣に座ってお酒を作ったりお喋りしたりと接待する
・お客さんとアフターで食事やカラオケなどに行く
・席についていない待機中にはお客さんと連絡を取る
<ガールズバーの仕事内容>
・ドレスを着たりカジュアルな格好をしたりしてキレイな女性を装う
・ドリンク類やフードを作って来店されたお客さんに提供する
・カウンター越しにお酒を出しながらお客さんと話したりゲームをしたりする
同じくアルコール類を提供するお店でも、「お客さんの隣に座るか」「カウンターを挟んでの営業になるか」という点がキャバクラとガールズバーの違いです。
キャバクラは接待を伴う風俗営業で、お客さんの隣や向かいに座っておもてなしを行います。
以前までは、「お酒などの飲食物を提供する」「特定のお客さんと談笑する」という行為は接待だと見なされていました。
しかし、「カウンター越しの接客なら接待にならない」と解釈する人が現れて、現在ではガールズバーの店舗が続々と増えていますよ。
とは言っても、現実問題のところ長時間の談笑やはべりはかなり曖昧な表現です。
ガールズバーで働く女性の仕事内容が接待だと見なされるケースはありますので、規則違反にならないための配慮が欠かせません。
接待できるかどうかの違い!
上記の項目でも簡単に解説しましたが、キャバクラとガールズバーは接待できるかどうかが違います。
接待の定義とは、「歓楽的雰囲気を醸し出す方法でお客さんをもてなす」ことです。
特定のお客さんやグループに対して、通常伴う役務の提供を超える会話やサービスを行います。
具体的に接待がどのような行為なのか判断基準を見ていきましょう。
接待の判断基準! | |
---|---|
談笑やお酌 | 少数のお客さんの近くにはべり、継続して話し相手になったりお酒を提供したりする行為 |
ショー | 客室内の区画された場所で歌舞音曲を見せたり聞かせたりする行為 |
歌唱 | 特定少数の客の近くにはべり、歌に手拍子を取ったり拍手をしたりする行為 |
ダンス | 特定のお客さんの相手になり、身体に接触しながらダンスをさせる行為 |
遊戯 | 特定のお客さんと一緒に遊戯やゲーム、競技等を行う行為 |
その他 | 客と身体を密着させたり手を握ったりと身体に接触する行為 |
お客さんの隣に座ってお酒を提供したり話をしたりすると、「接待している」と判断されます。
そのため、ガールズバーでは座って接客することはせず、カウンターを挟んでの営業になるわけですね。
「キャバクラは座って仕事をする」「ガールズバーは立ったまま仕事をする」と、女性の仕事内容の違いにも繋がります。
ガールズバーはカウンターを隔てての接客になりますので、キャバクラよりも働きやすいのが特徴的です。
18歳未満が働けるかどうかの違い!
労働基準法では一部の特例を除き、18歳未満の方は夜の22時から翌日の5時まで働くことができません。
労働基準法第六十一条では、「使用者は、満十八才に満たない者を午後十時から午前五時までの間において使用してはならない」と定められています。
参考:労働基準法 https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-3/hor1-3-35-6-0.htm
しかし、ガールズバーは22時までの時間帯であれば18歳未満の女性でも働くことができます。
一方でキャバクラは風俗店ですので、時間帯に限らず18歳未満の女性が働くのはNGです。
以下では、風営法で年齢に対してどのような制限をしているのかまとめてみました。
- 未成年者は風俗営業の許可が取れない(管理者になることができない)
- 18歳未満の者を客として営業所に立ち寄らせてはいけない(年齢確認が必須)
- 18歳未満の者にお酒の提供などの接待行為をさせてはいけない
- 20歳未満の者に対してお酒やタバコを提供してはいけない
つまり、18歳未満の女性は22時までガールズバーで働くことができますが、接待の伴うキャバクラでは勤務できないという違いがありますよ。
18歳以上であれば、ガールズバーでもキャバクラでも好きな時間帯にシフトを入れて大丈夫です。
もちろん、20歳未満の女性はお客さんから勧められたとしても、お酒を飲むことはできません。
女性がもらえる給料の違い!
キャバクラとガールズバーは、働く女性がもらえる給料にも大きな違いあり!
お店によって異なりますが、ガールズバーの平均時給は1,500円~なのに対して、キャバクラの平均時給は2,500円~と高めです。
お店のエリアによっても、キャバクラとガールズバーでは平均時給が異なります。
エリア | キャバクラの平均時給 | ガールズバーの平均時給 |
---|---|---|
関東エリア | 時給3,300円~ | 時給2,100円~ |
東海エリア | 時給2,900円~ | 時給2,100円~ |
関西エリア | 時給2,600円~ | 時給2,000円~ |
九州エリア | 時給2,700円~ | 時給1,600円~ |
稼ぎやすさで比較してみると、ガールズバーよりもキャバクラに軍配が上がるわけですね。
また、キャバクラでは通常のアルバイトとは違い、女の子の成績で給料が変動します。
キャバクラの時給システムを大きくわけると、「ポイントスライド制」「売上スライド制」「給率制」の3種類です。
キャバクラの時給システム! | |
---|---|
ポイントスライド制 | 「本指名」「同伴」「延長」などのポイントの合計数で時給が決まる |
売上スライド制 | 本指名の売り上げ金額によって時給が変動する |
給率制 | 「本指名が使ったお金=売上とキャストの給料支給予定額」の割合で決まる |
「見た目が可愛い」「話が上手」「聞き上手」といった女性は男性から人気が出ますので、ガールズバーよりもキャバクラの方が稼げるでしょう。
更にキャバクラでは時給に加えて、お客さんが注文したドリンクやアフターによる各種バックが入ってきます。
ガールズバーではこういったバックが基本的にありませんので、稼ぎたいならキャバクラで決まりです。
ただし、自宅への送迎代やドレス購入などの費用は自己負担になりますので、経費を差し引くと想像よりも稼げないケースは多々あります。
職場環境の違い!
お金の稼ぎやすさではキャバクラに軍配が上がりますが、職場環境が良いのはガールズバーの方です。
上記の項目でも解説した通り、キャバクラでは時給に加えて各種バックが給料に大きな影響を与えます。
太い客を持っているのかどうかで収入が変わりますので、お客さんの獲得を巡ってキャスト同士で争いが起こることも…。
「太いお客さんを○○○さんが盗んだ」「○○○さんが枕営業をしてお客さんを奪った」「○○○さんへの仕返しにお客さんを取ってやる」など、ギスギスとした職場になることも少なくありません。
お客さんの取り合いが激しくなり、控え室でいじめのようなことが行われることもあります。
しかし、ガールズバーでは基本的にバックが発生しませんので、スタッフ同士が一丸となって働いているお店が多いですよ。
ガールズバーでどのような仕事をしても、自分の手元に入ってくるお金は時給しかありません。
つまり、キャバクラとは違ってガールズバーでは人間関係の衝突が起こりにくいわけです。
ストレスが少ない場所で働きたい女性は、キャバクラよりもガールズバーの方が合っています。
もちろん、働きやすいのかどうかは店舗によって異なりますので注意しましょう。
男性客が支払う料金の違い!
キャバクラとガールズバーは、男性客が支払う料金に違いがあります。
どちらのお店に来店するにしても、セット料金は必ず支払わないといけません。
セット料金とは「○○○円で△△分を楽しめる」という席代で、キャバクラとガールズバーでは下記のように相場が異なります。
キャバクラとガールズバーのセット料金の違い! | |
---|---|
キャバクラ | 1時間の1セットで5,000円~8,000円が相場 |
ガールズバー | 飲み放題は1時間3,000円~、1ドリンク制は1時間2,500円~が相場 |
ガールズバーの飲み放題は指定されたドリンクは時間内に限り何杯でも飲み放題、1ドリンク制はバーのチャージ代+飲み物代のイメージです。
セット料金で比較してみると、キャバクラよりもガールズバーの方が安い価格で楽しめることがわかります。
更にキャバクラでは、「滞在時間を延長できる延長料金」「サービス料等を含んだ15%~25%のTAX」「好みのキャバ嬢を指名する指名料金」「外で会って一緒に出勤する同伴料金」を支払う必要あり!
遊び方によってはかなりの高額な費用がかかりますね。
しかし、セット料金以外の費用が発生する点ではガールズバーも一緒です。
女の子にドリンクを奢ったり好きなキャストを指名したりする際には、別料金が発生すると心得ておきましょう。
利用する男性客の年齢層の違い!
キャバクラもガールズバーも、キャストの女の子は若ければ若いほどお客さんから好まれる傾向があります。
好みで変わる部分はありますが、「30歳よりも20歳の女の子とお酒を飲みたい」と考える男性の方が多いですよね。
一方で利用する男性客の年齢層は、ガールズバーが若い男性客が多いのに対して、キャバクラは20代から60代まで幅広い年齢の男性が利用する傾向があります。
年配の男性は、ガールズバーに行ってお酒を飲むという遊び方をあまりしません。
安い料金で遊びたい若い男性が「女の子がいるバー」という感覚でガールズバーを利用しています。
キャバクラで働くメリット!
「キャバクラとガールズバーのどちらで働こうかな~」と迷っている女性はいませんか?
以下では、キャバクラで働くメリットから解説していきます。
給料が高くてガッツリと稼げる!
キャバクラで働く一番のメリットは、給料が高くてガッツリと稼げるところです。
上記の項目でも解説した通り、ガールズバーとは違ってキャバクラは時給が高めに設定されています。
時給が3,000円だと仮定すると、夜の7時から12時までの5時間に渡って働くだけでその日の給料は15,000円です。
更にお客さんにボトルを卸してもらったり同伴したりすれば、バック(インセンティブ)が発生します。
自分の頑張りがそのまま給料に反映しますので、1ヵ月間で100万円以上稼ぐ人気のキャバクラ嬢は少なくありません。
ヘアセットやドレス代などキャバクラで働くに当たって出費はありますが、それでも一般的なアルバイトよりも遥かに給料が良いですね。
勤務時間が短くて済む!
キャバクラは高時給のお仕事ですので、勤務時間が短くて済みます。
1日に数時間程度でもそこそこの給料が手元に入りますので、キャバクラ嬢として副業している女性は多いですよ。
短い勤務時間で高い給料をもらいたい女性は、ガールズバーではなくキャバクラを選びましょう。
ただし、副業でキャバクラ嬢を始めて取引先や上司にバレて何かしらの処分が下されるリスクあり…。
メインの仕事がなくなる恐れがありますので、キャバクラで副業しようと考えている女性は十分に注意してください。
自分のペースで働くことができる!
飲食店で働く場合、募集要項に「週3日以上」「週末勤務必須」と記載されているケースがあります。
サークルに所属する女子大生や子育てをしているシングルマザーは、週3日以上のシフトを入れるのが難しいですよね。
一方でキャバクラは空いた時間や働きたい時間の希望を出せますので、他の仕事と比較すると自分のペースで働けます。
自分のライフスタイルに合わせて、無理なく働き続けられるのはキャバクラの大きなメリットです。
例えば、キャバクラなら繁忙期でなければ長期休暇も認められます。
それはお店の女の子の立場に立ってみると、ライバルが一人減って自分が稼ぎやすくなるのが理由です。
前もってお願いすれば、長期休暇の要望が却下されることはありません。
コミュニケーション能力がアップする!
キャバクラでは、接待を通して色々な男性客と接する形になります。
20代から60代まで幅広い年齢層のお客さんが来ますので、コミュニケーション能力のアップに繋がること間違いなし!
相手に合わせた会話ができるスキルや聞き上手の能力は、キャバクラを卒業した後の生活でも役立ちます。
どの職場でも人間関係はついて回りますので、コミュニケーション能力を高める目的でキャバクラで働いてみるのは選択肢の一つです。
美意識がアップする!
キャバクラのお客さんは全員が男性ですので、人気を勝ち取るために見た目の美しさに手を抜きません。
他のキャストと一緒に働くことにより、自然と美意識がアップするのはキャバクラで働くメリットです。
キレイになればなるほど、お客さんの指名をゲットしてより稼げるようになります。
キャバクラで働くデメリット…
キャバクラはガールズバーよりも稼げますが、良いことばかりではありません。
キャバクラで働く前に、いくつかのデメリットをチェックしておきましょう。
不規則な生活になりやすい…
夜型の不規則な生活になりやすいのは、キャバクラで働くデメリットの一つです。
キャバクラは24時以降の営業が禁じられていますので、ガールズバーとは違って朝まで勤務することはありません。
それでも24時に仕事が終わり、営業終了後の片付けや着替えを加味すると帰りはどうしても遅くなりますよ。
不規則な生活が続き、「暴飲暴食で太ってしまった」「メイクのしっぱなしで肌が荒れる」などの悩みを抱える女性も…。
規則正しい生活を送りたい女性にキャバクラ嬢は不向きです。
ノルマがキツくてプレッシャーになる…
キャバクラで働くに当たり、お店によって次のノルマがあります。
キャバクラのノルマの種類! | |
---|---|
出勤ノルマ | 「今月〇〇日出勤する」と出勤日数のノルマ |
指名ノルマ | 「今月〇〇人本指名を呼ぶ」などのノルマ |
同伴ノルマ | お客さんとの同伴の回数が設定されるノルマ |
売り上げノルマ | 「今月〇〇万円達成する」などの目標金額 |
お酒(ボトル)ノルマ | 「シャンパンを〇本入れてもらう」などのノルマ |
ノルマがキツくてプレッシャーを抱えやすいのは、キャバクラで働くデメリットですね。
一般職と比べて給料が良い分、売り上げのノルマはどうしても課されます。
プライベートで営業活動を行う必要あり…
キャバクラで設定されるノルマをクリアするには、プライベートでも営業活動を行わないといけません。
せっかくのお休みの日なのにも関わらず、お客さんとのLINEで時間が潰されることもあります。
店舗によって変わる部分はありますが、キャバクラ嬢の女性は意外とプライベートの時間が少ないものです。
金銭感覚が狂いやすくなる…
キャバクラで働き、金銭感覚が狂う女性は少なくありません。
頑張れば一般職の何倍もの金額を稼げる仕事ですので、金遣いが荒くなる女性はたくさんいます。
計画的にお金を使う心を忘れると、キャバクラ嬢を卒業してから一気に貧乏になることも…。
他の職業にも同じように当てはまりますが、できる限り無駄遣いするクセをなくした方が良いでしょう。
ガールズバーで働くメリット!
今度はガールズバーで働くメリットをいくつか挙げてみました。
服装が自由な店舗が多い!
キャバクラで働く女性は、ドレスなどキレイめな格好をしています。
一方でガールズバーは、服装が自由な店舗が多いのがメリット!
お店によっては指定の制服を着せられるところもありますが、基本的に私服で出勤できますので楽ですよ。
仕事用の洋服を買う必要はなく、ガールズバーで働くに当たって初期費用はほとんどありません。
また、ガールズバーはキャバクラとは違い、露出度の高い服装をしなくても大丈夫です。
男性客からのおさわりの心配がない!
こちらの記事では何回も解説した通り、ガールズバーはカウンター越しで男性客に接客する形になります。
キャバクラに来る男性客の中にはセクハラする方もいますが、ガールズバーならおさわりの心配は一切なしです。
お客さんの横や対面に座らなくて良いので、初めて夜の仕事を始める女性でも安心感があります。
しかし、カウンター越しのガールズバーでも、グイグイと積極的に来るお客さんは少なくありません。
自分では対処しきれないな~と感じた時は、男性スタッフに助けを求めた方が良いですね。
一般的なアルバイトよりもお金を稼げる!
ガールズバーの平均時給は、1,500円~2,000円程度です。
キャバクラと比べてみると、ガールズバーの給料は良くありません。
それでも、一般的なアルバイトよりもお金を稼ぐことができます。
「普通のバイトよりも2倍くらいの金額を稼げる」と考えて、ガールズバーのキャストになる女性は多いのではないでしょうか。
ガールズバーの店舗によっては、お客さんにドリンクを奢ってもらうと1杯当たり100円~300円のインセンティブをもらえるところもあります。
「時給の高い仕事をしたいけどキャバクラはちょっと…」と戸惑っている女性にはガールズバーがおすすめです。
ノルマ無しで働けるお店が多い!
上記の項目で、キャバクラではノルマが発生すると記載しました。
一方でガールズバーの多くは、ほとんどがノルマ無しのお店です。
「1ヵ月間で○○人の指名を取らないといけない」といったノルマはなく、あまりプレッシャーがかかることなく働けますよ。
夜のお仕事の中でも、ガールズバーは精神的にそこまでキツくありません。
キャバクラほどのバチバチな派閥もなく、楽しみながらお金を稼げるのがガールズバーの良い点です。
ガールズバーで働くデメリット…
ガールズバーで働く際もキャバクラとは違うデメリットがありますので、一度目を通しておいてください。
長時間の立ち仕事でキツい…
キャバクラは椅子に座って接待するのに対して、ガールズバーは基本的に立ち仕事です。
お客さんの入れ替わりがあれば休憩できますが、指名してくれる人が長いと足と腰が疲れます。
長時間の立ち仕事が原因で、「脚が痛くなる」「脚がむくむ」といった症状で悩まされる女性も…。
繁忙期で忙しい時期に、ヒールの高い靴で8時間以上立ちっぱなしというケースも少なくありません。
同じ時間に渡って働いたとしても、ガールズバーとキャバクラでは疲労感が全く違うと心得ておくべきですね。
雑用が多くて大変…
「ガールズバーってお客さんとカウンター越しでお話しするだけで良いでしょ?」とイメージしている女性はいませんか?
しかし、ガールズバーでの仕事は下記のように雑用がたくさんあります。
- 自分でお店の前に立って客引きする
- 自分でドリンクを使ってお客さんに出す
- 自分で会計してお客さんからお金をもらう
- グラスを洗ったりお店を掃除したりする
立ちっぱなしで仕事をした後にも雑用が待っていますので、勤務後にヘトヘトになる方は多いですよ。
ガールズバーは想像以上に辛い仕事ですので、「時給の割に合わない」と感じることもあります。
キャバクラと比較すると給料が安い…
ガールズバーのお仕事は、キャバクラやホステスなど他の水商売と比較して給料が安いのがデメリットです。
ドリンクバックの還元率も低く、長時間に渡って頑張らないと稼げません。
しかし、長い時間に渡って働けば働くほど、立ち仕事のガールズバーは疲れが溜まります。
ガールズバーは楽して稼げる仕事ではありませんので注意してください。
生活リズムが崩れやすくなる…
キャバクラと同じで、ガールズバーも生活リズムが崩れやすくなるのがデメリット…。
ガールズバーは仕事の特性上、夜から朝方にかけて働く形になります。
自分のライフスタイルや睡眠時間に合わせてシフトを組まないと、体調不良で悩まされますので注意が必要です。
中でも、学業やサークル活動と両立しないといけない大学生は、ガールズバーで働くに当たって自分の生活リズムをしっかりと把握しないといけません。
シフトを入れる際は、自分のスケジュールと照らし合わせて考えるのがポイントです。
まとめ
キャバクラとガールズバーの違い、2つのお仕事のメリット・デメリットについておわかり頂けましたか?
どちらも一般職と比べて高時給で稼ぎやすいのですが、「キャバクラはお客さんの横で接待する」「ガールズバーはカウンター越しで接客する」といった違いがあります。
キャバクラやガールズバーで働く予定の女性はもちろんのこと、新しく店舗を開業しようと考えている方は何が異なるのか確認しておいてください。