ボーイズバーとはどんなところ?

ボーイズバーとはどんなところ?

 

ボーイズバーとは、カウンター越しで男性がお酒を提供するバーを指します。

 

ガールズバーが女性従業員で構成されているのに対して、ボーイズバーは男性従業員のみの飲食店とイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。

 

2010年頃から新宿の歌舞伎町や池袋を中心に、ボーイズバーと名乗って営業する店舗が増え始めました。

 

お手頃な料金でイケメンの男性とお酒を飲んだり会話したりできますので、幅広い年齢層の女性がボーイズバーを利用していますよ。

 

「女性のためだけのお店」と考えている方はいますが、基本的に男性の利用もOK

 

普通のバーと比べてみるとカジュアルな雰囲気ですので、男女ともに楽しくお酒が飲めます。

 

 

ボーイズバーとホストクラブの違いを徹底解説!

ボーイズバーとホストクラブの違い

 

男性が接客してくれる点では、ボーイズバーはホストクラブと似ています。

 

しかし、ボーイズバーとホストクラブには大きな違いあり!

 

まず最初に、2つの簡単な比較表をまとめてみました。

 

項目 ボーイズバー ホストクラブ
営業区分 飲食店 風俗店
適用される法律 深夜酒類提供飲食店営業 「風営法」または「風適法」
接客内容 カウンター越しに接客 お客さんの隣で接待
営業時間 基本的に24時間営業OK 深夜24時(25時)からの営業不可
スタッフの服装 私服など基本的に自由 お店によって規定あり
スタッフの給料 時給1,500円~が相場 月0万~100万以上とピンキリ
働きやすさ ★★★★★ ★★☆☆☆
稼ぎやすさ ★★★☆☆ ★★★★★

 

「イケメンとお酒を飲みたい」「ボーイズバーで働いてみたい」「ホストクラブを開業したい」という方は、ボーイズバーとホストクラブの違いをチェックしておきましょう。

 

法律上の分類の違い!

法律上の分類の違い

 

 

ボーイズバーとホストクラブではどちらもイケメンの男性とお酒を飲めますので、20代~30代の女性を中心に人気のスポットです。

 

「男性が女性に接客するお仕事」という点は同じですが、ボーイズバーとホストクラブは法律上の分類で違いがありますね。

 

ボーイズバーとホストクラブの適用される法律の違い!
ボーイズバー 居酒屋やスナックと同じ深夜酒類提供飲食店営業に分類される
ホストクラブ 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に分類される

 

ホストクラブの営業は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」が基本です。

 

略して「風営法」または「風適法」と呼ばれることが多く、ホストクラブやキャバクラに加えてゲームセンターといった店舗も該当します。

 

一方でボーイズバーが適用されるのは、風営法ではなく深夜酒類提供飲食店営業です。

 

深夜酒類提供飲食店営業は、午前0時から午前6時にかけてアルコール類を提供する飲食店の営業を指します。

 

ホストクラブは風俗営業店ですので、飲食店に分類されるボーイズバーとは違うとおわかり頂けるでしょう。

 

営業時間の違い!

営業時間の違い

 

ボーイズバーとホストクラブは適用される法律が異なるため、営業時間の制限にも違いがあります。

 

風営法によって営業時間が決められているホストクラブは、深夜24時(地域によっては25時)から翌朝の日の出までの営業はできません。

 

一方でボーイズバーは飲食店に分類されていますので、24時間いつでも自由に営業できますよ。

 

役所にバーとして届けて許可証をもらっているボーイズバーは、営業時間の制限が一切なし!

 

とは言え、多くのボーイズバーは18時~21時頃から開店し、明け方の5時~6時頃にお店を閉めます。

 

24時間営業の店舗はほとんどありませんが、ボーイズバーは深夜から明け方にかけての時間までお酒を飲めるわけです。

 

深夜24時以降も営業できるように、「ボーイズバー」と銘打って実態がホストクラブと変わらない店舗も少なくありません。

 

しかし、次の7つの風営法違反に該当すると、最悪の場合は営業停止処分を受けます。

 

  • 無許可営業
  • 許可取得の虚偽・名義貸し
  • 営業所の構造変更の届出なし
  • 18歳未満の入店
  • 外国人従業員の身分確認不十分
  • 従業員名簿の備付忘れ
  • 深夜酒類提供飲食店の届け出をしないで営業

 

どの地域でも取り締まりが厳しくなっていますので、ホストクラブを開業する予定の方は注意しましょう。

 

接客スタイルの違い!

接客スタイルの違い

 

ボーイズバーとホストクラブは、下記のように接客スタイルに大きな違いがあります。

 

ボーイズバーとホストクラブの接客スタイルの違い!
ボーイズバー 男性の従業員がカウンター越しにお客さんにお酒を提供する
ホストクラブ ホストが女性客の隣や対面など席についてお酒を提供する

 

風営法第2条3項では、接待を「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」と定義しています。

 

参考:風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(e-GOV) https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000122

 

ホストクラブは接待が許されているのに対して、ボーイズバーでは認められていません。

 

お客さんの席に座ることが禁じられていますので、ボーイズバーでは男性の従業員やスタッフがカウンター越しで立ったまま接客しています。

 

この点に関しては、ガールズバーとキャバクラの違いと全く同じですね。

 

※キャバクラとガールズバーの違いについてはこちら!

 

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指名制度の違い!

指名制度の違い

 

キャバクラと同じで、ボーイズバーやホストクラブにも指名制度があります。

 

お気に入りのイケメンを指名して一緒にお酒を飲めますので、若い女の子から年配の女性まで幅広い年齢層に人気です。

 

しかし、ホストクラブでは一度指名したホストを替えられない永久指名制と呼ばれるシステムを採用!

 

ホストの世界では、女性のお客さん一人で売り上げが大きく変わります。

 

ホスト同士のトラブルやお客さん同士のいざこざを避ける目的で、永久指名制を導入しているのが特徴的です。

 

一方でボーイズバーは、気に入った男の子を指名して接客してもらうことができます。

 

永久指名制ではないので、お酒を飲んでいる途中で指名替えしても問題はありません

 

ただし、男性従業員の指名制度自体がないボーイズバーもありますので、店舗に足を運ぶ前にお店のルールを確認しておきましょう。

 

店舗の規模や広さの違い!

店舗の規模や広さの違い

 

店舗の規模や広さは、ボーイズバーとホストクラブの違いの一つです。

 

人気のホストクラブの中には、大勢のホストとお客さんが入れる大箱の店舗があります。

 

地域やお店で変わりますが、ボーイズバーは基本的にホストクラブの小箱に該当する10坪~20坪くらいの店舗が一般的ですよ。

 

ボーイズバーはカウンターに加えてテーブル席が少しあるくらいで、大型のお店はほとんどありません

 

ゆったりとお酒を飲みたいのであれば、ホストクラブよりもボーイズバーがおすすめ!

 

ボーイズバーの方が落ち着いた雰囲気の場所でお酒や会話を楽しめます。

 

時給や給料の違い!

時給や給料の違い

 

ボーイズバーとホストクラブは、男性スタッフの時給や給料にも違いがあります。

 

以下では、ボーイズバーとホストクラブを給与のシステムで比較してみました。

 

項目 ボーイズバー ホストクラブ
時給 時給1,500円~が相場 基本的に時給はなし
バック率 5%~30%程度 40%~80%程度
賞金 店によってはある 賞金は特に多い

 

一般的にボーイズバーは時給制度なのに対して、ホストクラブでは時給がありません。

 

その代わりに、ホストクラブでは売り上げのバック率がかなり高めに設定されています。

 

つまり、ホストクラブは女性からの指名を勝ち取って売り上げをアップすればするほど、高額な給料をもらえる仕組みですね。

 

人気のホストの中には、1ヵ月間で数百万円以上を稼ぐ男性もいます。

 

一方でボーイズバーは完全歩合制を採用している店舗が少なく、時給も1,500円~と低めです。

 

リーズナブルな価格設定で客単価が低いため、稼げる金額はボーイズバーよりもホストクラブに軍配が上がります。

 

利用料金の違い!

利用料金の違い

 

ホストクラブの料金システムは次の4つから成り立っています。

 

ホストクラブの料金システム!
チャージ料 来店しただけで発生する席代
飲食代 注文したドリンクやフードの代金
指名料 好みのホストを指名する際にかかる代金
サービス税 ホスト利用の20%~40%の代金

 

セット料金のチャージ料は3,000円~7,000円、ドリンク代は2,000円、指名料金は2,000円が相場です。

 

更にサービス税(TAX)がかかりますので、ホストクラブで遊ぶにはそれなりの費用を負担しないといけません。

 

しかし、ボーイズバーの利用で発生するのはチャージ料と飲食代だけです。

 

一般的なボーイズバーの店舗では、男性従業員を指名する際の指名料はかかりません。

 

お金をかけずにイケメンとお酒を飲んだり会話したりしたい女性には、ホストクラブよりもボーイズバーが向いています。

 

お客さんの年齢層の違い!

お客さんの年齢層の違い

 

ボーイズバーもホストクラブも、来店される女性の年齢層は20代~30代が中心です。

 

しかし、来店されるお客さんの考え方には次の違いあり!

 

・ホストクラブに来る女性は、使い方次第で高額会計になると理解している
・ボーイズバーに来る女性は、リーズナブルにお酒を飲みたいと考えている

 

支払う料金が違いますので、ボーイズバーは若い女性が多く、ホストクラブは年配の女性も来店する傾向があります。

 

 

ボーイズバーで働くメリットを徹底解説!

ボーイズバーで働くメリット!

 

「ボーイズバーとホストクラブのどちらで働くのが良いの?」と迷っている男性はいませんか?

 

このページでは、ボーイズバーで働くメリットを解説していきます。

 

イケメンじゃなくても働くことができる!

イケメンじゃなくても働くことができる

 

「ボーイズバーやホストクラブってイケメンじゃなきゃ働けないのでは?」とイメージしている方は少なくありません。

 

確かにホストクラブでは女性客からの指名を取る必要がありますので、ブサメンよりもイケメンの方が圧倒的に有利ですね。

 

しかし、ボーイズバーはイケメンじゃなくても働くことができます。

 

それはホストのようなガッツリとした接待ではなく、どちらかと言うとラフな接客業なのが理由です。

 

女の子と会話ができるコミュニケーション能力さえあれば、フツメンやブサメンの男性でもボーイズバーでお金を稼げます。

 

お酒に強くなくても問題なし!

お酒に強くなくても問題なし

 

ボーイズバーの仕事内容を大きくわけると次の5つです。

 

  • アルコールやドリンクを作る(バーテンダーの仕事)
  • カウンター越しで女性のお客さんに接客する
  • ゲームなどをしてお客さんを盛り上げる
  • 軽食を作ってお客さんに提供する
  • フードやドリンクの後片付けをする

 

お酒を提供するだけではなく時には自分も一緒に飲みますが、あまり強くなくても問題はありません。

 

ホストクラブで働く場合は飲酒量が多くなるのに対して、ボーイズバーは無理に飲まなくても大丈夫です。

 

お酒に弱い男性でも働きやすいのは、ボーイズバーのメリットだと言えるでしょう。

 

指名や売上のノルマがない!

指名や売上のノルマがない

 

ボーイズバーでは、基本的に指名や売上のノルマがなし!

 

基本的にはバーや飲食店と同じですので、来店されたお客さんに接客する形になります。

 

ボーイズバーの店舗によってはドリンクバックが歩合制のお店もありますが、時給プラスアルファのお手当のイメージですよ。

 

ホストクラブのように、「ガンガン指名を取ったり同伴したりしないと稼げない」というわけではありません。

 

カジュアルに働くことができますので、ナイトワークとしてボーイズバーを選ぶ男性は増えています。

 

普通のアルバイトよりもお金を稼げる!

普通のアルバイトよりもお金を稼げる

 

普通のアルバイトよりもお金を稼げるのはボーイズバーのメリットです。

 

深夜帯のコンビニや居酒屋では、時給1,100円程度が相場になっています。

 

一方でボーイズバーは時給1,500円くらいですし、明け方まで営業しているお店が多いのでシフトによってはガッツリと稼げるわけですね。

 

より多くのお金を稼ぎたい方は、歩合給や手当を付けてくれるボーイズバーを選びましょう。

 

勤務時間が自由で好きな時に働ける!

勤務時間が自由

 

ホストクラブは風俗店に当てはまりますので、営業できる時間が決まっています。

 

しかし、ボーイズバーは24時間営業も許されているため、勤務時間が自由で好きな時に働けるのが魅力的です。

 

自分のライフスタイルに合わせて、働きやすい時間帯を選ぶことができます。

 

時間に制約のある方は、ホストクラブではなくボーイズバーで働いてみてください。

 

ボーイズバーで働くデメリット…

ボーイズバーで働くデメリット…

 

「女の子と話すのが好き」「自由なシフトで働きたい」「お酒の場所が好き」という男性にボーイズバーの仕事は向いています。

 

しかし、ボーイズバーで働くに当たっていくつかのデメリットもありますので、事前に確認しておきましょう。

 

ホストクラブのように稼ぐことはできない…

ホストクラブのように稼ぐことはできない

 

稼げる金額で比較してみると、ボーイズバーよりもホストクラブに軍配が上がります。

 

ホストクラブは指名を勝ち取ってガッツリと稼ぐ、ボーイズバーは長時間に渡って働いてコツコツ稼ぐというイメージです。

 

ボーイズバーは女性客があまりお金を使わないため、給料も低くなりやすいと心得ておかないといけません。

 

昼夜逆転の不規則な生活になりやすい…

昼夜逆転の不規則な生活になりやすい

 

ボーイズバーとホストクラブの両方に当てはまりますが、昼夜逆転の不規則な生活になりやすいのは大きなデメリット…。

 

ボーイズバーでは、一般的に夜から明け方辺りまで働く形になります。

 

規則正しい生活を送りたい男性には不向きな仕事ですよ。

 

 

東京都内のボーイズバーを紹介!

東京都内のボーイズバーを紹介!

 

「ボーイズバーに行ってみたい」と考える女性のために、ここでは東京都内のおすすめ店舗をいくつか紹介していきます。

 

ホストクラブと同じでボーイズバーも色々な場所にありますので、選び方の参考にしてみてください。

 

Boys bar GET(ボーイズバーゲット)

Boys bar GET

 

Boys bar GET(ボーイズバーゲット)は、新宿二丁目に位置しているボーイズバーです。

 

お酒を飲んだりカラオケをしたりしながら、気になる男の子と会話を楽しめますよ。

 

好みの男の子を指名して外に連れ出せるシステムは、Boys bar GET(ボーイズバーゲット)の特徴の一つです。

 

初心者にも優しいお店ですので、一度Boys bar GET(ボーイズバーゲット)に足を運んでみましょう。

 

Boys bar GET(ボーイズバーゲット)の基本情報
郵便番号 〒160-0022
住所 新宿区新宿2-12-15 M&Tビル3F
電話番号 03-3358-3677
営業時間 18時~LAST

 

KOREANBAR BADBOY(コリアンバー バッドボーイ)

KOREANBAR BADBOY

 

KOREANBAR BADBOY(コリアンバー バッドボーイ)は、新宿区の新大久保のボーイズバーです。

 

スタッフは全員韓国人で、お酒を飲んで楽しむだけではなく店内で流れるK-POPをリクエストできます。

 

取り扱っているドリンクの種類も豊富ですので、お酒が好きな女性なら満足できるのではないでしょうか。

 

たくさん飲みたい人は、KOREANBAR BADBOY(コリアンバー バッドボーイ)の1時間2,000円の飲み放題がおすすめです。

 

KOREANBAR BADBOY(コリアンバー バッドボーイ)の基本情報
郵便番号 〒169-0072
住所 東京都新宿区大久保1丁目16-16 祥栄ビル2F
電話番号 03-6205-5075
営業時間 20時~6時

 

BAR AKT(エーケーティー)

BAR AKT

 

BAR AKT(エーケーティー)は、新宿歌舞伎町の人気のボーイズバーです。

 

歌舞伎町のぱーりーぴーぽーが集まり、22時から8時まで色々な人が楽しくお酒を飲んでいますね。

 

3時間の飲み放題プランは、女性なら1,500円、男性は3,000円と格安です。

 

イケメン勢揃いのボーイズバーですので、BAR AKT(エーケーティー)で楽しんでみてください。

 

BAR AKT(エーケーティー)の基本情報
郵便番号 〒160-0021
住所 東京都新宿区歌舞伎町2丁目23-11
電話番号 070-4000-0678
営業時間 22時~8時

 

BAR ZEST(バー ゼスト)

BAR ZEST

 

BAR ZEST(バー ゼスト)は、池袋西口に位置しているボーイズバーです。

 

イケメンからブサイク、若者からおっさんまで幅広いタイプの男性とお酒を飲んだりダーツを楽しんだりできます。

 

BAR ZEST(バー ゼスト)は比較的新しい店舗ですので、内装もキレイでおしゃれです。

 

BAR ZEST(バー ゼスト)の基本情報
郵便番号 〒171-0021
住所 東京都豊島区西池袋1-41-1 天幸ビル6F
電話番号 03-5957-5206
営業時間 22時~7時

 

 

まとめ

まとめ

 

以上のように、ボーイズバーは男性スタッフのみで構成されているバーで、イケメンと楽しくお酒を飲むことができます。

 

ホストクラブとは違い、ボーイズバーは「営業時間が長い」「カウンター越しでの接客」「利用料金が安い」といった特徴あり!

 

ホストクラブで働くことに対して戸惑っている男性は、ボーイズバーを選択肢の一つに加えてみてください。